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オンライン少説:聴覚障害の詳細な説明とは

聴覚障害のコミュニケーション


コミュニケーション手段

聴覚障害のある学生とのコミュニケーション手段には、口話(こうわ)、筆談、手話等の他、身振りや空書(くうしょ・そらがき)など様々な方法を用いることができます。一般的に聴覚障害イコール手話と思われがちですが、高校まで特別支援学校等に通わず、地域の学校で教育を受けた学生の中には、手話を用いずに口話や筆談を主なコミュニケーション方法としていることも少なくありません。

口話(こうわ)を用いる方法

口話とは、音声言語を主な媒体としてコミュニケーションをとるもので、聴覚障害のある学生は口の形や補聴器を通してきこえてくる音、あるいは話の文脈等を頼りに会話の内容を理解します。一方、聴覚障害のある学生から発信する場合には、主に発声等の手段で情報を伝えます。この場合、聴覚障害のある学生に口元が見える状態で母音アイウエオの形を見分けられるように口を大きく開けてはっきりと話をし、内容が伝わったかどうか確認しながら話し合いを進めます。

また、聴覚障害のある学生の発音が不明瞭できき取りづらい場合には、わかったふりをせず、くり返しになってもきき返すなどして確実にコミュニケーションがとれるように注意してください。状況に応じて筆談を併用したり、ポイントを紙に書くなどの工夫があっても良いでしょう。

筆談を用いる方法

話の内容を紙やホワイトボードに書いて伝える方法で、口話を併用しながら部分的に書く場合と、話を全部書きながら伝えた方が良い場合があります。

基本的には話をする人が紙に書く方法をとりますが、複数名の会話で聴者同士のやりとりも多くなされる場合には、その内容を書いて伝える補助者を配置しておくと、コミュニケーションがよりスムーズになります。

手話を用いる方法

手指や顔の表情などを用いて伝達する手段で、五十音に対応する指文字と手話単語にて構成されています。入学したばかりの学生の場合、手話を知らないことも少なくありませんが、手話を身につけることでコミュニケーションの幅が広がる場合も多いので、在学中に学習機会を提供できると良いでしょう。

手話の学習は英語など他の言語の習得と同様に長い時間がかかりますが、覚えた単語を一つでも使用していくことで、聴覚障害のある学生との距離は縮まります。また、手話で話せるコミュニティがあることも聴覚障害のある学生の心理的安定につながるので、学生同士の手話学習会なども企画していくと良いかもしれません。

出典:日本学生支援機構



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