ダウン症の映画(邦画)
はじめに
ダウン症に関する「邦画」を集めました!「洋画」と「ドラマ」へのリンクもあります!
目次
邦画
人間失格 太宰治と3人の女たち
種をまく人
タロウのバカ
筆子・その愛-天使のピアノ
able
Host Town
Believe
39窃盗団
タケオ ダウン症ドラマーの物語
洋画とドラマ
邦画
公式サイト
http://ningenshikkaku-movie.com/
あらすじ
天才作家、太宰治。身重の妻・美知子とふたりの子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返す。その破天荒な生き方で文壇から疎まれているが、ベストセラーを連発して時のスターとなっていた。太宰は、作家志望の静子の文才に惚れこんで激しく愛し合い、同時に未亡人の富栄にも救いを求めていく。ふたりの愛人に子どもがほしいと言われるイカれた日々の中で、それでも夫の才能を信じる美知子に叱咤され、遂に自分にしか書けない「人間に失格した男」の物語に取りかかるのだが・・・
ダウン症のエピソード
太宰治の妻・美知子は、東京女子師範学校卒業後、都留高等女学校で歴史・地理の教師をしていた。26歳で太宰と見合い、翌年結婚。長女・園子の夫は、元衆議院議員の津島雄二 (旧姓・上野)。1944年8月10日、長男・正樹誕生。正樹は、ダウン症で、肺炎により15歳で死去。次女・里子は、小説家の津島佑子。太田治子は、愛人・太田静子との間の娘で、小説家。
50回忌を目前に控えた1998年5月23日に遺族らが公開した太宰の9枚からなる遺書では、美知子宛に「誰よりも愛してゐました」とし、続けて「小説を書くのがいやになつたから死ぬのです」と自殺の動機を説明。遺書はワラ半紙に毛筆で清書され、署名もあり、これまでの遺書は下書き原稿であったことが判った。正樹がダウン症だったことが、太宰治の自殺の原因の一つのように言われることがあるが、断じてそれはない。
映画情報
主な出演者
ダウン症の出演者
新堀晃祐(しんぼりこうすけ) |
 |
原作
- タイトル:人間失格
- 著者:太宰治
- あらすじ:「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。ひとがひととして、ひとと生きる意味を問う、太宰治、捨て身の問題作。
太宰治の紹介
- 太宰治の情報は、「映画公式サイト」や「ウィキペディア」が充実している。
- 太宰治の本名は、「津島 修治(つしま しゅうじ)」である。
- 青森県北津軽郡金木村(のちの金木町、現在の五所川原市)に、県下有数の大地主である父・津島源右衛門と母・たね(夕子)の六男として生まれた。父・源右衛門は木造村の豪農松木家からの婿養子で県会議員、衆議院議員、多額納税による貴族院議員などをつとめた地元の名士で、津島家は「金木の殿様」とも呼ばれていた。
- 1948年(昭和23年)6月13日、玉川上水で愛人の山崎富栄と入水した。2人の遺体は6日後の6月19日、奇しくも太宰の誕生日に発見された。
- 太宰の墓がある東京都三鷹市の禅林寺では、太宰と富栄の遺体が引き揚げられた6月19日に、毎年多くの愛好家が訪れている。
- 虫歯だらけの「みそっ歯」だったが、美知子夫人の勧めで歯医者に通い、32歳でほとんど入れ歯にした。
- 太宰治の作品のほとんどは、「青空文庫」で読むことができる。
予告動画
関連商品 DVDなど
豆知識
- 大泉洋主演の「グッドバイ」と言う映画がありますが、内容は、太宰治とはあまり関係なく、喜劇になっているようです。
- 監督の蜷川実花の父である故・幸雄の影響により実花も以前までは愛煙家であったが第1子を妊娠・出産して以降は禁煙中である。
- この映画は、R15指定です。
- 映画公開中の2019年11月16日付で沢尻エリカが薬物所持で逮捕されたが、同年11月18日付で配給側が今後について発表し、約12館で公開中のスケジュールの変更はしないと決定した。
寸評
この映画を機に、太宰治の長男が、ダウン症だと知った方も多いでしょう。それが、どうだと言う訳でもありませんが、太宰治の作品には、それが反映されていると思います。映画のスタッフの皆さんも、それを知っているはずなので、そうした目線で見ると、より楽しめそうです。新堀晃祐さんは、ちょい役かも知れませんが、こうして、ダウン症児が、映画に出演すると言う積み重ねが、重要ですね。
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公式サイト
http://www.sowermovie.com/
あらすじ
3年ぶりに病院から戻った高梨光雄は、弟・裕太の家を訪れる。再会を喜ぶ姪の知恵、その妹でダウン症の一希に迎えられ束の間の幸せを味わう光雄。その夜、知恵にせがまれた光雄は被災地で見たひまわりについて語る。知恵はその美しい景色を思い浮かべながら、太陽に向かって咲くひまわりと、時折ふと空を見ている愛しい一希の姿とを重ね会わせるのだった。明くる日、知恵は光雄と遊園地に行きたい嘆願する。裕太と妻・葉子はそれを快く受け入れ、娘たちを光雄に預けるが……幸福な時間も束の間、遊園地で突然の不幸が訪れる。
ダウン症のエピソード
竹内一花さんは、監督の竹内洋介さんの姪で、撮影当時は、3歳だったそうです。本作『種をまく人』は、障害者を抱える家族の苦悩と葛藤を通じて、人間の心の闇を残酷なまでに炙り出そうとする。そして、一人の少女が犯した罪とそれを取り巻く大人たちの姿を通じて、正常や異常といったレッテルを剥がし、生きるとは何かといった根源的な問題を観るものに提起し突きつける。そして生きるということの真実をより深く追求していく。
映画情報
主な出演者
出演者の情報は、
公式サイトにも詳しく載っています。
ダウン症の出演者
竹内一花 |
 |
竹内一花さんは、同じ年代の子供たちと比べると成長のスピードがゆっくりではあります。それでも彼女なりのペースで感情の表し方を覚え、コミュニケーションの取り方を身につけ成長しています。彼女の屈託のない笑顔は、本当に私たちの心を癒してくれます。彼女の無垢な心、その笑顔に触れるたび、人間の存在価値とはいったい何なのか、生きるということは何なのか、といったことを考えさせられます。
予告動画
関連商品 DVDなど
種をまく人
映画の関連商品などは、まだ発売されていません。外国映画の『種をまく人』もありますので、間違えて購入しないようにしましょう。あえて、買って観るのもまた一興ですが。
豆知識
- ゴッホの「ひまわり」や「種をまく人」の絵、東日本大震災、ダウン症については、この映画の着想源になったようだが、この作品には、あまり関係ない。
- 第57回テッサロニキ国際映画祭で最優秀監督賞(ブロンズアレクサンダー賞)と最優秀主演女優賞(竹中涼乃)のW受賞。 日本人の最優秀主演女優賞受賞は2人目で竹中涼乃の11歳での受賞は歴代最年少。日本人の最優秀監督賞受賞は1992年の『死んでもいい』(監督:石井隆)、1995年『おかえり』(監督:篠崎誠)に続いて3人目。
- 第33回 ロサンゼルス・アジアン・パシフィック映画祭ではグランプリを含めた4冠を受賞した。
- 題字は、ダウン症の書家の金澤翔子さん。
- この映画のエンディングは、世界各国で「日本映画史に残る最も美しいラストシーン」と呼ばれた。
寸評
台詞が少ないので、色々想像しながら、ご覧ください。役者の演技には、定評があります。竹内一花さんは、撮影当時3歳なので、健常児とそんなに変わりはありません。
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公式サイト
http://www.taro-baka.jp/
あらすじ
思春期のまっただ中を生きる主人公の少年タロウには名前がない。彼は「名前がない奴はタロウだ」という理由でそう呼ばれているだけで、戸籍すらなく、一度も学校に通ったことがない。そんな“何者でもない”存在であるタロウには、エージ、スギオという高校生の仲間がいる。大きな川が流れ、頭上を高速道路が走り、空虚なほどだだっ広い空き地や河川敷がある町を、3人はあてどなく走り回り、その奔放な日々に自由を感じている。
しかし、偶然にも一丁の拳銃を手に入れたことをきっかけに、それまで目を背けていた過酷な現実に向き合うことを余儀なくされた彼らは、得体の知れない死の影に取り憑かれていく。やがてエージとスギオが身も心もボロボロに疲弊していくなか、誰にも愛されたことがなく、“好き”という言葉の意味さえ知らなかったタロウの内に未知なる感情が芽生え始める……。
ダウン症のエピソード
「冒頭のシーンは、2016年に起こった相模原の障がい者施設殺傷事件を想起させたり、まさしく現在の日本社会と背中合わせになっている。映画のストーリーは少年タロウの純粋な衝動を描くという軸があって、その精神性も我々が生きている状況への問題提起としてダイレクトに突き刺さる。今、映画化することは最良のタイミングだと思いました。現実の問題や事件をも取り込み、フィクションとして一歩も引かず描き切ることが、本作の凄みかと。とにかく大森監督には思いっきりやって欲しい。大きく賛否分かれるくらいのパワーを爆発させて欲しいと最初から望んでいました」映画製作会社ハーベストフィルムの近藤貴彦プロデューサーが語った。
また、映画の中で格別の印象を残す重要なキャストがいる。ダウン症のあるカップル、藍子と勇生である。「
ラブジャンクスという、ダウン症のある方のためのエンタテイメントスクールがありまして、代表である牧野アンナさんに、この2人のオーディションを実施させていただき、藍子ちゃんと勇生くん役が決まりました。藍子を演じた角谷藍子さんは歌手デビューもしていて、劇中でも歌っていただいた『あいこでしょ』は実際にリリースしている曲です」
映画情報
主な出演者
- タロウ:YOSHI
- エージ:菅田将暉
- スギオ:仲野太賀
- 吉岡:奥野瑛太
- 恵子:豊田エリー
- 洋子:植田紗々
- 藍子:角谷藍子(ダウン症)
- 勇生:門矢勇生(ダウン症)
出演者の情報は、
公式サイトの「キャスト」のところにも詳しく載っています。
ダウン症の出演者
角谷藍子 |
 |
2001年3月23日生まれ、東京都出身。2013年10月12日ラブジャンクス入会。12歳よりダンスを学ぶ。2017年「あいこでしょ」で歌手としてCDデビューする。当初「あいこでしょ」を使用する予定は無かったが、大森監督が角谷藍子の歌を聴いて、劇中で歌ってもらうことを決めた。藍子の歌声は映画の中で重要な位置を占める。
門矢勇生 |
 |
1999年10月5日生まれ、神奈川県出身。2007年7月1日ラブジャンクス入会。8歳よりダンスを学ぶ。劇中でも「トンガリ体操No.5」をタロウ、藍子と共に踊り、高いダンスパフォーマンス能力を披露している。劇団にも所属し、ラブジャンクスの公演に出演している。
予告動画
関連商品 DVDなど
豆知識
- この映画は、R15指定です。
- ラブジャンクス代表の「牧野アンナ」さんは、津川雅彦さんの姪です。沖縄アクターズスクールでインストラクターとして安室奈美恵、MAX等の指導にあたる。沖縄アクターズスクールチーフインストラクターとしてSPEED、DA PUMP、知念里奈、山田優、黒木メイサ等多くのスターを育成。AKB48の振り付けも行なっている。
- 2002年、財団法人日本ダウン症協会主催のイベントを通して、ダウン症児者と出会う。「彼らの人を引きつける才能、感性の高さに魅了されたのです。ダウン症のある方は、比較的ゆっくり成長しますが、秘められた可能性が無限大です。感受性が高く、彼らの笑顔には相手を笑顔にさせるそんな力があります」と、語っている。
- ダウン症でない方は、会員の兄弟姉妹を除き、ラブジャンクスの会員になることができません。
- ダウン症のカップルは、実際にいると思いますが、結婚しているのは、日本では、1組だけだそうです。
寸評
ダウン症のカップルが登場するなんて、思いもよりませんでした。昔は、障害を扱うと、色眼鏡で見られることも多かったように思います。この映画のように、どんどん攻めて行って欲しいです。ダウン症は、社会の一員なんだから、映画にも登場して当たり前なのです。
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公式サイト
https://www.gendaipro.jp/fudeko/
あらすじ
東京・国立市にある知的障害者の福祉施設「
滝乃川学園」の倉庫に、天使のエンブレムがついた古いピアノが眠っていた。それは初代園長・石井亮一の妻・石井筆子が、愛用していたものだった。
長崎・大村の隠れキリシタン弾圧のさなか、海岸で遊んでいた幼き筆子は、血を流しながら連行されてゆくキリシタン達を目の当たりにし、幼い心を痛める。成人後、海外留学を経験し三カ国語を自由に話せるようになった筆子は、「鹿鳴館の華」と呼ばれた才媛であった。華族女学校で教鞭をとり、後の貞明皇后もその教え子となっていた。また、筆子は父と叔父の勧めで、大村藩家老の子息・小鹿島果と結婚。親友の津田梅子らと共に女性の自立教育にも動き出し、当時の女性達の中でも、ひときわ輝いている存在であった。
しかし、そんな筆子に試練が襲いかかる。授かった長女が知的障害を持ち、次女は生後十ヶ月で亡くなり、三女は結核性脳膜炎、続いて夫・果も結核で亡くなるなど相次ぐ苦難が襲ったのだ。どん底に突き落とされる筆子……。
ダウン症のエピソード
この映画の最大の特徴は、全国より公募で集まった知的障害を持つ子供達が、プロの子役達と共に、精一杯の演技で活躍していることである。その中に、ダウン症児も含まれている。彼らの伸び伸びしたマイペースの演技は、見るものを釘づけにしてしまうに違いない。
監督は、知的障害を持つ娘の母として奮闘しつつ、プロデューサーとして「はだしのゲン」「裸の大将放浪記」「春男の翔んだ空」「エンジェルがとんだ日」などの福祉映画を作り続けてきた、山田火砂子がメガホンを取る。実写映画の監督としては「石井のおとうさんありがとう」に続いて二本目。
映画情報
主な出演者
ダウン症の出演者
内海隼吾 |
 |
映画には、他にも、ダウン症児が出演しているかも知れませんが、内海隼吾さんを紹介します。この画像は、知的障害や発達障害のある人たちが活き活きと暮らし、インクルーシブな社会をめざす「
NPO法人ドリームエナジープロジェクト」が主催する「21番目の素敵な出逢い」と言う公演で独唱しているところです。
予告動画
監督の山田火砂子さんの講演会の動画は、多く見つかりましたので、以下に示します。映画の動画は、「
dailymotion」で、観ることができますが、ログインなどが必要になるかも知れません。
関連商品 DVDなど
本もありますが、在庫切れです。
豆知識
- 日本映画では非常に珍しく、実際の知的障害児が大勢出演している。ただし前例が無いわけではなく、同様の作品として『太陽の詩』や『春男の翔んだ空』(ともに山田典吾監督)などが挙げられる。
- この映画の情報は、「現代ぷろだくしょん」のサイト以外では、あまり見つかりませんでした。時々、上映会をしているので、サイトをチェックして見てください。
- 関連商品の購入は、「オフィシャルショップ」からどうぞ。
- アニメ映画「エンジェルがとんだ日」は、山田火砂子の初の監督作品で、重度の知的障害者である長女とともに歩んできた半生を題材としたもの。
寸評
監督の山田火砂子さんは、福祉に生きた人だと感じました。そう言う方の作った映画には、魂のようなものが宿るような気がします。
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公式サイト
https://film-able.com/able_top/
あらすじ
本作は、ドキュメンタリー映画です。
アメリカ、アリゾナ州の新興住宅街ギルバート。マークとキャサリンのルビ夫妻は、日本の少年ふたりをホストファミリーとして受け入れ、数カ月間生活することに決めた。
19歳の渡辺元は、ダウン症。17歳の高橋淳は、自閉症。2人とも、知的障害があった。
彼らは、「
スペシャルオリンピックス」(知的障害者のための競技会)の日本のアスリートだ。元はリハビリテーションセンターで、仕事のトレーニングを始めた。淳は地元のハイスクールのスペシャル教育クラスに通い始め、チャドというクラスメートと仲良くなる。彼らはキャサリンの勧めで、スペシャルオリンピックスのバスケットボール・プログラムに参加する。元と淳はアリゾナ州大会の日を目指して、練習をするのだった……。
ダウン症のエピソード
「日本鬼子 リーベン・クイズ」のプロデュースも記憶に新しい小栗謙一が、知的障害者のスポーツを振興するNPOスペシャルオリンピックスの協力の下に完成させたドキュメンタリー。本作のために設立した「able 映画制作基金」への寄付金によって製作された。2001年度毎日映画コンクール記録文化映画賞を受賞。
映画情報
情報 |
内容 |
監督 |
小栗謙一 |
映画制作年 |
2001 |
DVD発売日 |
不明 |
時間 |
101分 |
感想 |
映画.com |
主な出演者
- 渡辺元(ダウン症)
- 高橋淳(自閉症)
- キャサリン・ルビ
- マーク・ルビ
- レイチェル・チェン
- チャド・アーサー
ダウン症の出演者
渡辺元 |
 |
1981年4月20日東京都大田区生まれ。ヒヨコ教室、大岡山幼稚園、道塚小学校、蓮沼中学校、矢口養護学校を経て現在、狛江第二福祉作業所でクッキー作りなどに従事している。余暇には、水泳と合唱を楽しんでいる。ノースカロライナで開催された第10回スペシャルオリンピックス世界大会には水泳で参加した。
予告動画
関連商品 DVDなど
豆知識
- ホストファミリーの夫妻の英断には、敬服します。元さんと淳さんにとっても、とても良い経験になったでしょう。2人で行ったことが、功を奏したのでしょうね。相談できるし、色々考えることもできた。その経験は、今後も生かされるでしょう。
- 知的障害者の為の「スペシャルオリンピックス」は、四年に一度ではなく、度々世界のどこかで開催されています。全員表彰と言うシステムで、1位?3位には金銀銅メダル、4位以下にはリボンが贈られる。また、失格となった競技者も参加賞のリボンが贈られる。日本の窓口は、「スペシャルオリンピックス日本」から。
寸評
ダウン症の元さんと発達障害の淳さんが、アメリカでホームステイすると言う設定が、思い切っていますね。加えて、スペシャルオリンピックスも織り交ぜて、ドキュメンタリー映画にするんだから、かなり先進的だと思います。
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公式サイト
https://film-able.com/hosttown_top/
あらすじ
前作『able』で毎日映画コンクール記録文化映画賞を受賞した監督小栗謙一の最新ドキュメンタリーとなる本作は、アイルランドで開催された、2003年世界最大のスポーツイベントであるスペシャルオリンピックス夏季世界大会を背景に、日本選手団の“ホストタウン”となった小さな町に暮らす、小さな家の大家族を記録している。
ダウン症のエピソード
アイルランドの首都ダブリン郊外、ニューブリッジという町に暮らす、知的発達障がいを伴うダウン症の少女エイミー・パーセル。12人兄妹の9番目。セクレタリーになるという夢に向けて勉強している。2才下の妹リンジーは脳性マヒで下肢が不自由だ。2人の少女を支えるのは、優しい父と気丈な母、そして兄妹たち。初夏6月。エイミーの町は、ダブリンで開催される知的発達障がいのあるアスリートの祭典、スペシャルオリンピックス夏季世界大会に参加する日本選手団の“ホストタウン”になった……。
映画情報
情報 |
内容 |
監督 |
小栗謙一 |
映画制作年 |
2004 |
DVD発売日 |
不明 |
時間 |
101分 |
感想 |
映画.com |
主な出演者
- エイミー・パーセル(ダウン症)
- リンジー・パーセル(脳性マヒ)
- パディ・パーセル
- ジョージー・パーセル
ダウン症の出演者
エイミー・パーセル |
 |
エイミーはスペシャルオリンピックスアイルランドで活動する体操のアスリートだ。夏季世界大会に出場することを夢見ていたが、今回は選考されず出場できない。「くやしかったな。選手に選ばれると名前の入った帽子がもらえるのに、私は選ばれなかったからもらえないの」と、いっときは落ち込んだが、すぐいつも通り元気になった。エイミーはずっと養護学校に通っていたが2年前に普通学校に編入した。彼女のチャレンジ精神の表れで、両親もエイミーの意思を尊重した。教科によって学ぶ学年は変わるが、クラスメートとも仲良くやっている。夢は、セクレタリーになること。そのためにトレーニングセンターで、電話受付の勉強をしている。上手く取次げない時は少し悲しくなるが、持ち前の一所懸命さと明るさで頑張っている。
予告動画
関連商品 DVDなど
豆知識
- タイトルは、「ホストタウン エイブル2」と表記されることも多いです。前作の「able」の続編のような感じですから。
- パーセル家も、スペシャルオリンピックスの開会式を見るため、ダブリンに行った。
- スタジアムは10万人で埋め尽くされた。ネルソン・マンデラ元南ア大統領の開会宣言で、166の国と地域から7000人のアスリートによるスペシャルオリンピックス夏季世界大会の幕が開かれた。
- ボーイフレンドの社会デビューを祝って、リンジーがパートナーを務めることになる。真っ白なドレスに身を包んだリンジーは、プリンセスのようだ。(映画の演出かも知れません)
- 障がいがあるがために社会に受け入れられない、そんな不安や怒りや失望はもう過去のことに思える。トレーニングセンターの受付、エイミーが1人、座っている。今、電話のベルが鳴り出した。(映画の演出かも知れません)
寸評
エイミーは、スペシャルオリンピックスの世界大会に出場できませんでしたが、すぐに元気になりました。ダウン症の方は、元来楽天家で、とても明るいです。養護学校から普通学校に編入したのも、努力の結果ですね!
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公式サイト
https://film-able.com/believe_top/
あらすじ
2005年2月。世界中のメディアが長野に集まった。そこに9人のBelieve撮影クルーの姿もあった。知的発達障がいのある人たちを撮影したドキュメンタリーはこれまでにも数々あった。でも、彼ら自身が、カメラを扱い、マイクを片手にインタビューをし、記録するとしたら? 信じられないかもしれない。
しかし、9人のBelieve撮影クルーは、それをやり遂げた。知的発達障がいのある人たちのスポーツの祭典が長野で開催された2005年2月。彼らは自分の目で世界を見て、自分の言葉で世界を伝えた。本作は、彼らがそこにいたるまでの道のりを記録し、彼ら自身が撮影した記録映像とともに、ひとつの映画となって誕生した。
ダウン症のエピソード
もともと、障がいのある人々が撮影クルーとなる構想は今回の映画の為に生まれたものではない。私は1999年、ノースカロライナで行われたスペシャルオリンピックス夏季世界大会で “スペシャルオリンピックス・ロードアイランド・マガジン”という知的発達障がいのあるTVクルーと出会った。彼らは競技会や、アスリート達へのインタビューにスタジオ収録を加え、月1回30分番組を製作している。勿論彼らをサポートする社会があった。アメリカのパブリック・アクセスチャンネルCOXコミュニケーションというTV局が協力し、この番組は1994年から現在も続けられている。
この時の出会いから6年の時間をかけて今回の企画が実現する事になった。9人のBelieve撮影クルーはコーチングスタッフのもとで半年にわたる撮影勉強会を経て2005年2月26日に始まったスペシャルオリンピックス世界大会でメディアの仲間入りをし、映画を撮り終えた 。
映画情報
主な出演者
- Believe撮影クルー:勝又 由貴 / 川口 弘樹 / 下池 健一 / 平山 浩二 / 前原 えりか / 増満 伸朗 / 宮崎 亮太 / 渡辺 元 / 和田 勇人
- スペシャルゲスト:岩崎 恭子 / 牛山 奈穂美 / 続 素美代 / 阿部 恵 / 小錦千恵 / KONISHIKI(敬称略 順不同)
ダウン症の出演者
「
キャスト」の写真を見ると、Believe撮影クルーの中に、何名かのダウン症の方がいるようですが、確認できませんでした。
予告動画
関連商品 DVDなど
豆知識
- この映画を検索すると、「ビリーブ 未来への大逆転」が、大量に出てきます。
- 文化庁支援、文部科学省選定(青年・成人・家庭向き)作品。
- Believe撮影クルーは、小泉首相やKONISHIKIと言った著名人へのインタビューも立派に成功させた。
- 監督の第四弾作品「INCLUSION」の撮影には、Believe撮影クルーもアシスタントとして参加している。
- 監督の第五弾作品「Challenged」は、製作期間4年、総移動距離12万キロを要した。『欧米では知的障がいのある人のことをChallengedというんだ。わたしが私らしく生きるための挑戦!』と銘打って、日本国内を始めフランス、ドイツ、スウェーデンと世界各地でパワフルに活動し、社会参加を成し遂げているチャレンジドたちの日常を心優しく映像にすくいとった。本作は、見るものを勇気づけ、真のインクルージョン(包み込む共生社会)とは何かを考えさせてくれるヒューマン・ドキュメンタリーの傑作です。2020年8月下旬より劇場公開予定。
寸評
知的発達障害のある方々が、Believe撮影クルーとなって、映像を撮る。そして、その映像と彼らのドキュメンタリーを交えて、この映画ができた。それは、とても興味深く、貴重なものだと思います。
公式サイト
http://39thankyou.com/
あらすじ
刑務所を出たり入ったりのヒロシは、オレオレ詐欺のリーダー・ケンジにいいように使われ、身に覚えのない借金も背負わされていた。
祖母が死んで住む家も生活費も失ったヒロシとキヨタカは、ヒロシの幼馴染である和代のアパートに転がり込む。キヨタカを連れて仕事探しを始めるヒロシだが、なかなか仕事は見つからない。キヨタカには特別な能力があるはずだと信じる和代は、キヨタカに絵を描かせてみるが、どう見てもへたくそだ。
そんなある日、ケンジに「お前の兄貴は、刑法39条があるから、刑務所に入らなくていいんだぞ」と、そそのかされるヒロシ。兄弟と和代の三人は、ケンジにだまされているとも知らずに、のんきにドロボーの旅に出る。
主演のキヨタカは、監督の実弟で、ダウン症。キヨタカの弟のヒロシは、監督のもう一人の弟で、発達障害。身を寄せあい、笑いあって生きるキヨタカとヒロシの兄弟愛が物語に温かみをプラスしている。
ダウン症のエピソード
8歳下の弟がダウン症であることが、自分の人生に“居座っていた”という押田興将監督が、10年以上温め続け、やっとの思いで実現した本作。終始一貫した明るい語り口ながら、障害者を取り巻く現実に時にシビアなまなざしを投げかける。“じめじめとした障害者もの”にはしたくなかったという監督の視点が、見ているこちらの障害者観を覆す。
映画情報
主な出演者
出演者の詳細は、「
キャスト」にあります。7人掲載されています。全員見られなかったら、近くのボタンを押してください。スクロールすると思います。
- ヒロシ:押田大(発達障害)
- キヨタカ:押田清剛(ダウン症)
- 和代:山田キヌヲ
- ケンジ:斎藤歩
- 近所の主婦:内田春菊
- 刑事:ベンガル
- 金山:品川徹
ダウン症の出演者
押田清隆 |
 |
1977年3月1日、栃木県でダウン症として生まれる。8人兄弟の7番目で5男。共演の大(ヒロシ)は、兄にあたり、監督の興将は長男。横浜市内の養護学校を卒業後、農業作業所に従事。子供の頃から、音楽、踊り、舞台の上で演じることが好きで、今でもヒップホップ教室に通っている。本作で念願の?スクリーンデビューを飾る!
予告動画
関連商品 DVDなど
豆知識
- ごく稀に上映会をしています。
- DVDやblu-rayは、発売されていないようです。アマゾンプライムビデオなどで、ご覧ください。
- 刑法39条は、以下のようになっています。
- 第三十九条 心神喪失者の行為は、罰しない。
- 2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。
寸評
障害をコメディにするのは、冒険だと思いますが、その気概を買いたいと思います。
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公式サイト
http://www.takeo-cinema.jp/
あらすじ
西アフリカ・セネガルは、サバール(アフリカン・ドラムの一種)のふるさとで、タケオの憧れの地だった。しかし、免疫力の弱いダウン症のタケオにとって、アフリカへの渡航はリスクを含むものだった。アフリカでの姿を残しておきたい、タケオの家族の願いに、かねてからタケオの才能に魅了されたプロデューサー榊は、海外での撮影経験豊富なキャメラマン常田に依頼、美しい自然と情熱的なリズム溢れるセネガルでのロケが実現した。
ダウン症のエピソード
現在、ダウン症の人たちの自分の内面を素直に表現したアート活動が注目されはじめている。音楽や絵画、ダンスなどの分野でさまざまな取り組みが行われている。映画『タケオ~ダウン症ドラマーの物語』は、音楽とともにあるタケオの成長と、タケオのリズムに魅了され、ともに音楽を楽しむ人びとを描いている。そこには「障害」と言う壁はなく、自由な関係性と伸びやかな音がある。たくさんの人が、映画「タケオ」を通して、タケオの奏でる軽やかな心の音に出会うことでしょう。
映画情報
情報 |
内容 |
監督 |
常田高志 |
映画制作年 |
2011 |
DVD発売日 |
2012/10/25 |
時間 |
76分 |
感想 |
アマゾン |
主な出演者
- 主人公・タケオ:新倉壮朗(ダウン症)
- ドゥドゥ・ンジャエ・ローズ:1930年、セネガル、ダカール生まれ。パーカッショニスト、作曲家。最高のサバール奏者として知られ、現代西アフリカで最も成功した伝統音楽家のひとりと言われる。
- ワガン・ンジャエ・ローズ:1971年生まれ。ドゥドゥの息子。父とともに世界各国のツアーを周る。国際的なメジャーアーティストの共演、ジャンルを超えた活動を展開している。日本各地でアフリカン・ドラムのワークショップを行っている。
ダウン症の出演者
新倉壮朗(にいくらたけお) |
 |
本編の主人公・新倉壮朗はアフリカン・ドラムをはじめ、ピアノやマリンバを演奏し、1998年より、各地でコンサート活動を行っているダウン症の青年ミュージシャンです。その演奏はパワフルで、セネガルのサバール奏者で人間国宝のドゥドゥ・ンジャエ・ローズも感嘆しました。熱く激しいステージは、まさに生きる喜びで溢れています。ダンスや絵画においても自由で伸びやかな表現で、その才能を発揮しています。
予告動画
関連商品 DVDなど
タケオ ダウン症ドラマーの物語
豆知識
- 毎年夏に、定期コンサート「新倉壮朗の世界」を開催しています。
- 新倉壮朗さんの「ブログ」が、かなり充実しています。
- 「自主上映」をすることもできます。
- 新倉壮朗さんは現在、障がいのある子どもたちと一緒に音楽を楽しむ場を作っています。
寸評
幼い頃から熱中できるものに出会えて、幸せですね。そして、念願のセネガルにも行くことができて、本当に良かった。ブログでも紹介していますが、とても精力的に活動をされています。多くの障害児が、勇気付けられることでしょう。
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引用・参考文献
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