「胎動が少ないと、ダウン症の可能性がある」と言う噂がありますが、ほとんど関係ないでしょう。以下、妊娠中の胎動とダウン症について解説します。「ままのて」を参考にしました。
ダウン症児は、筋力や運動能力に影響が出ることから、「ダウン症の赤ちゃんは胎動も弱い」という誤解が生まれています。しかし、ダウン症と胎動の関連性を示すには医学的な根拠に乏しく、胎動の強弱だけでは「ダウン症ではない」という判断も、「ダウン症かもしれない」という判断もできないのが現状です。
事実、ダウン症の子どもを持つママからも「発達に問題がないきょうだいと胎動は変わらなかった」「胎動が激しかった」など、さまざまな声が聞かれます。
「ダウン症は胎動が始まるのが遅い」という見解が散見されますが、医学的な根拠に乏しく、胎動の始まりだけでは正しい判断はできません。また、先天的な異常がない場合でも、大きな胎動を感じないというケースは見受けられます。妊娠中期になっても胎動がないと心配になるかもしれませんが、定期健診で問題がなければ、心配しすぎないようにしましょう。